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2013年12月23日
天長節
天皇誕生日の23日、皇居で一般参賀があった。傘寿となる80歳を迎えた陛下は午前中に3回、宮殿・長和殿のベランダに立ち、集まった人たちの祝賀に応えた。皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女眞子さまも姿を見せた。
陛下はあいさつの冒頭、「今日80歳の誕生日を迎え、このようにしてみなさんの祝意を受けることに深く感謝します」と謝意を示し、「今年もあとわずかになりました。喜ばしいこと、心の痛むこと、さまざまなことがあった1年でした」と振り返った。
さらに「東日本大震災の復興がいまだその途上にある中で、今年は大きな台風が大島を襲い、また少なからぬ地方が風水害の被害に苦しみました」と台風26号に伴う土石流で被害を受けた伊豆大島(東京都大島町)などに触れた。
そして「このような中で東日本の被災地には、厳しい冬が訪れようとしています。私どもはこれからも被災者のことを思いつつ、国民みなの幸せを願って過ごしていくつもりです。来る年がみなさんにとり、よい年であるよう心から祈っています。ありがとう」と述べた。【 毎日新聞 真鍋光之 】